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家庭内ワークショップ

· 対話的生活

私の夫は、ファシリテーターという職業をしている。どんな仕事なのか説明するのがとても難しく、正確に伝えられたことは少ない。簡単にいうと、話し合いの場で、みんなが話しやすいように進行する仕事、だと思う。そして、話しやすくする・意見を出しやすくするための方法を考え、プログラムをつくり、自らワークショップを開くこともある。

ある日、私は無気力感に襲われていた。たまに起こる現象で、とてもやる気に満ちあふれているときもあれば、ネガティブな感情しか持てないときもある。その日は後者であった。見かねた夫は「ワークショップしよう!」と提案してきた。え?

翌日、それは開かれた。まず、15分間、自分の興味のあることや好きなことを付箋に書き出していく。好きな食べものやテレビ番組でも何でもいいらしい。思いつくままに書いていく。次に、それを模造紙に分類しながら貼っていく。私の場合は映画などのエンターテイメント、惹かれる人、自然やアート、場所などに分類された。最後に、模造紙を見た夫が気づいたことや疑問に思ったことを言う。「これはどういう意味?」とか「どういう人に惹かれるの?」とか。

そして気づいたことが3つあった。

1.私は信念を持って突き進んでいる人に惹かれるらしい。そして私もそんな人間になりたいと思っているようだ。

2.今どうなっているか、よりも、どうしてそうなったのか、という過程に興味がある。

3.なにかを発見し、(文章を書くことで)広げていく・広がっていくことに喜びを感じる。(これは仕事ですでにやっていることだが、仕事以外でもやってみたい。)

自覚していたこともあるけれど、客観視したり人に言われたりすることで改めて自分のことを認識できた。

もしモヤモヤしたときは、一人でもできるし簡単なのでおすすめです。