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「TURNS」編集サミット

· 取材メモ

私が編集に携わっている「TURNS」という雑誌は、すこし変わったつくり方をしている。

というのも、編集者4人は全員フリーランスで、さらに岡山、愛媛、京都、神奈川とそれぞれ異なる地域で暮らしている。(ちなみに発行元の出版社とデザイナーさんたちは東京。)

「地方での暮らし」をテーマにしている雑誌ということもあり、地域に根ざした人が地域のおもしろい人たちを紹介しようと情報の地産地消を目指しているのだ。

それまで東京の出版社で雑誌をつくっていた身としては、みんな遠隔でも熱い思いとdrop boxを共有していれば雑誌ってつくれちゃうんだ…と驚きだった。

今回ははじめてコアメンバーが顔を合わせる編集会議サミットを岡山で開催。誌面で名前だけ見ていた方たちや「TURNS」をつくる発起人でありプロデューサーの方とも会ってお話しできて、本当にいい機会になった。このチームに加われてよかったなあ。

どうしても雑誌は広告とかそういうお金の臭いがしてしまうところもあるのだけれど、リニューアルしてからの「TURNS」は純粋に「日本のおもしろい人たちを紹介しよう」という思いが根底にあるのがわかって安心したし、うれしかった。これからはますます堂々と「TURNSです」と言えそうだ。