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ミコノス島のビーチは「パラダイス」

· 旅の記録

続いて、ミコノス島のお話。

 

ミコノス島は、サントリーニ島よりももっと白いまち。なんでも、建物を白く塗らないといけないという条例があるらしい。滞在中も、壁や地面を白く塗り直している人たちを見かけた。

 

中心部のミコノスタウンは細い路地が入り組んでいて、かつては海賊が来たときの対策だったようだが、いまではショップやレストランでにぎわい、歩いているだけで楽しい。

 

ミコノス島にはビーチがいくつかあり、そのなかでも「パラダイスビーチ」が人気だと聞いたので行ってみることに。ちなみにその隣には「スーパーパラダイスビーチ」というものがあり、高級らしい。

 

ビーチへは「パラダイス行き」と書いてあるバスで向かう。10分ほどで到着。海水はとてもきれいだったが、まだ冷たく、泳いでいる人はあまりいなかった。代わりに、みんな水着でビーチチェアに横たわり、日焼けをしていた。以前、ポルトガルとフランスのビーチに行ったときもそうだったが、真夏でもヨーロッパの人たちは海であまり泳がず、水着でごろごろして過ごすのが一般的のようだ。おじいさんもおばあさんも水着。恥ずかしがって体型を隠そうとする人はいない。

 

これは、普段の服装も同様だと思う。欧米の人たち、特に女性は、ほとんどがぴったりとしたズボンを履いていた。なかにはスパッツのようなものだけを履いている人も。太っている人も痩せている人も、老いも若きも、みんなぴったりサイズ。

 

一方で日本人はゆったりとしたズボンを履き、体型を「隠す」ファッションが多い気がする。かくいう私もそうだった。けれど、欧米の女性たちのファッションを見るたびに、いくら隠してもスタイルがよく見えるわけではなく、むしろ自分に合ったファッションを選んだほうがいいのかもしれない、と思うようになった。それを「スタイルを持つ」というそうだ。流行の服を着るのではなく、自分のスタイルを持つ。そのためには、まわりの目を気にしすぎないことが大事なのだと思う。

 

話がそれました。

そうそう、事前情報では、パラダイスビーチとスーパーパラダイスビーチはパーティビーチとも呼ばれ、夏にはクラブのような状態になると聞いていたが、そんな様子はちっともなく、穏やかな時間が流れていた。

 

しかし、それは夕方まで。17時をすぎると、ビーチに隣接されたカフェ・バーのBGMが大きくなり、DJも登場。店員さんがマイクを片手に「みんなで踊ろう〜!」と呼びかけ、何人かの女性たちが水着で踊りはじめた。これが噂のパーティビーチ!日本でもクラブに行ったことのない私たちは見ていることしかできず、ちょうど17時半にバスが出るのでそれに合わせて明るいうちに帰りました。我ながら、健全。いつか彼女たちと混ざって踊る日は来るのだろうか…。